※第228~233回定期演奏会は11月2日(木)より発売予定
※第234~238回定期演奏会は各公演の1年前より発売予定
会場:ザ・シンフォニーホール
19:00開演(18:00開場)
2018年度より、S席・A席・B席の価格が公演によって
変わりました。お気をつけください。
第228回・第230回・第231回・第232回・第233回・
第235回・第237回
S席 6,000円/A席 5,000円/B席 3,500円
第229回・第234回・第236回・第238回
S席 6,500円/A席 5,500円/B席 4,000円
<各回共通>
C席 2,500円
D席 1,000円
※D席は、楽団WEB前売限定。当日券の販売はございません。
オルガン席 2,000円
青少年学生券 A席¥5,000が、
1回券1,000円
5回券4,000円
※青少年学生券は、楽団のみ取り扱い。
当日座席指定。25歳までの学生のみ有効。
A席エリアで、学生証ご提示の上、座席券とお引換。
お席のご希望はお伺いできません。
5回券はおひとりで5回の定期演奏会を、または5名で1回の
定期演奏会でご利用いただけます。
青少年学生券のお申込みは電話(072-226-5522)または主催公演会場にてお申込み下さい。
※未就学児の入場はご遠慮ください。
ザ・シンフォニーカフェ ドリンクセット券
チケット代金プラス¥630
ザ・シンフォニーカフェの『ドリンク・ケーキセット』¥700が
¥630に!
S席~オルガン席までの券種が対象で、前売りのみ購入可能。
楽団のみのお取り扱いとなります。
詳しくはお問い合わせください。
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外山指揮 A席3回セット券(第229回・第234回・第238回)
12,000円
B席11回セット券 30,800円
C席11回セット券 22,000円
※上記セット券につきましては電話(072-226-5522)でのご注文をお願いいたします。
2019年4月25日(木)19:00開演 曲目解説
ザ・シンフォニーホール
指揮/オーラ・ルードナー
(前ドイツヴュルテンベルク・フィル首席指揮者)
◆ハイドン: 交響曲 第60番 ハ長調 Hob.Ⅰ-60「 うかつ者」
◆コダーイ:ガランタ舞曲
◆ドヴォルザーク:交響曲 第7番 ニ短調 作品70
2019/20シーズンの幕開けはスウェーデンの実力派指揮者で、オーストリアを中心に活躍の場を拡 げているオーラ・ルードナーの登場で始まります。ヴァイオリニストとしてキャリアをスタートさせた彼 は、その後指揮者に転向、これまでにタスマニア響(2001年~2003年)、ボルツァーノ・ハイドン管 (2003年~2004年)、ヴュルテンベルク・フィルの首席指揮者を歴任されています。
曲はハプスブルク帝国の色合いを濃くした作品ばかり。まずはハイドンの交響曲第60番「うかつ 者」。変則的な6楽章制のこの交響曲は、抒情的で静かな音楽の途中で、ふざけた、茶化すような曲想 が乱入したり、終楽章では、演奏中に調弦をやり直すという場面も挿入されている特異な交響曲です。 次にハンガリーの作曲家コダーイのガランタ舞曲。コダーイが幼年期を過ごしたガランタに伝わる民謡 を題材として用いており、ジプシー音楽の要素を取り入れた音楽。最後にチェコ(ボヘミア)の作曲家ド ヴォルザークの交響曲第7番。スラヴ的な雰囲気を残しつつも内省的で普遍的な音楽として仕立てた 作品で、いずれも指揮者オーラ・ルードナーの真価が発揮されるプログラムです。
【チケット販売所】(前売販売期間:2018年11月14日~2019年4月21日)
・大阪交響楽団 072-226-5522
その他プレイガイド(前売販売期間:2018年12月25日~2019年4月21日)
・電子チケットぴあ 0570-02-9999 (24時間受付)
・ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333(10~18時 火曜定休)
第229回 定期演奏会
5月の定期は当団ミュージック・アドバイザーの外山雄三の指揮で、ベートーヴェンの「第九」交響曲 を取り上げます。「第九」といえば年末の風物詩としてもう皆さまにおなじみであり、当団も「感動の第 九」というタイトルで毎年公演を行っていますが、今回は定期演奏会として初めて取り上げました。本編 が「第九」1曲というところから、否が応でも期待してしまうのは私だけでしょうか?外山雄三渾身の演 奏が約束できるでしょう。ソリストも関西で今一番脂の乗り切った実力派が勢ぞろい!木澤佐江子(ソ プラノ)、糀谷栄里子(アルト)、二塚直紀(テノール)、萩原寛明(バリトン)の4名に、この日のために特別 編成した大阪響コーラスによる組み合わせです。
外山雄三写真:(C)飯島 隆
助成:公益財団法人アフィニス文化財団
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助成:
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【チケット販売所】(前売販売期間:2018年11月14日~2019年5月6日)
・大阪交響楽団 072-226-5522
その他プレイガイド(前売販売期間:2019年1月10日~2019年5月6日)
・電子チケットぴあ 0570-02-9999 (24時間受付)
・ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333(10~18時 火曜定休)
第230回 定期演奏会
2019年6月20日(木)19:00開演
ザ・シンフォニーホール
ザ・シンフォニーホール
指揮/シモーネ・メネセス
(ラテン・アメリカの音楽を積極的に紹介する若手女流指揮者)
◆ストラヴィンスキー:
◆ストラヴィンスキー:
室内オーケストラのための協奏曲 変ホ長調「ダンバートン・オークス」
◆コープランド:アパラチアの春
◆プロコフィエフ:交響曲 第1番 ニ長調 作品25「 古典交響曲」
◆ヴィラ=ロボス:シンフォニエッタ 第1番
6月の定期はブラジル出身の若手女流指揮者、シモーネ・メネセスが日本デビューを飾ります。シモー ネ・メネセスはブラジリア生まれ。ブラジルで指揮を学んだ後、パリのエコールノルマル音楽院で学び、 サンパウロ響やブラジル国立響など、ラテン・アメリカを代表するオーケストラに度々招かれる一方で、 ロッテルダム・フィル、ローザンヌ室内管、リール国立管、イル・ド・フランス国立管、オーヴェルニュ管、 ペイ・ド・ラ・ロワール国立管、コンセール・パドルー管などを指揮しています。2012年にはカメラータ・ ラティーノ・アメリカーナの芸術監督に就任。ヤルヴィ親子やマリン・オールソップ、トマス・アデス、レーラ・ アウエルバッハなど世界的な音楽家からの信頼も厚い、世界的活躍を嘱望される指揮者です。
曲は彼女が練りに練り上げた近現代の作品の数々です。まずストラヴィンスキーの室内オーケストラ のための「ダンバートン・オークス」協奏曲、次にコープランドの「アパラチアの春」、プロコフィエフの 「古典交響曲」、それに彼女のライフワークでもある同郷の作曲家ヴィラ=ロボスのシンフォニエッタ第 1番というプログラムです。若き才能をお楽しみください。
シモーネ・メネセス写真:(C)Daniela Cerasoli
【チケット販売所】(前売販売期間:2018年11月14日~2019年6月16日)
・大阪交響楽団 072-226-5522
その他プレイガイド(前売販売期間:2019年2月20日~2019年6月16日)
・電子チケットぴあ 0570-02-9999 (24時間受付)
・ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333(10~18時 火曜定休)
第231回 定期演奏会
2019年7月25日(木)19:00開演
ザ・シンフォニーホール
ザ・シンフォニーホール
指揮/ガブリエル・フェルツ
(ドルトムント市音楽総監督、ドルトムント・フィル首席指揮者、ベオグラード・フィル首席指揮者)
◆モーツァルト:交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
◆ブルックナー:
交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」( 第3稿 1888)
7月の定期はドルトムント市の音楽総監督およびドルトムント・フィルの首席指揮者、ベオグラード・ フィルの首席指揮者を務めるドイツの指揮者、ガブリエル・フェルツが2年ぶりに当団に再登場しま す。前回はシューベルトのふたつの交響曲とR.シュトラウスの初期(交響詩「死と変容」)と晩期(「4つ の最後の歌」)の作品で圧倒的な名演を繰り広げてくれたのは記憶に新しいところですし、2018年4月 に西宮におけるベルリン・コーミッシェオーパーでの「魔笛」の鮮烈な演奏が記憶に残っている方もお られるでしょう。今回はモーツァルトの交響曲第39番と、ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティッ ク」といういずれも『変ホ長調』のふたつの曲で真価を問います。
【チケット販売所】(前売販売期間:2018年11月14日~2019年7月21日)
・大阪交響楽団 072-226-5522
その他プレイガイド(前売販売期間:2019年3月25日~2019年7月21日)
・電子チケットぴあ 0570-02-9999 (24時間受付)
・ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333(10~18時 火曜定休)
第232回 定期演奏会
2019年9月6日(金)19時00開演
ザ・シンフォニーホール
ザ・シンフォニーホール
指揮/ヌーノ・コエーリョ(カダケス国際指揮者コンクール優勝)
ヴァイオリン/ホァン・モンラ
(2002年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール優勝)
◆ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
◆ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
◆プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19
◆モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調 K.551「 ジュピタ-」
9月の定期はこれまたニューフェイスの登場です。ヌーノ・コエーリョは、2017年の第12回カダケス国 際指揮コンクールで優勝したポルトガルの新進気鋭です。1989年生まれ。クラーゲンフルトとブリュッ セルで堀米ゆず子にヴァイオリンを師事、オーケストラや室内楽のほか、ソリストとしても演奏活動をし ていた経歴の持ち主。2017年夏のザルツブルグ音楽祭にてネスレ・ヤング・コンダクター賞を受賞、 2015年にはポルトガル放送指揮コンクール第1位。チューリッヒ芸術大学で学び、ハイティンク、サロネン、ネーメ・ヤルヴィ、ロジェストヴェンスキーらのマスタークラスを受講。2016、17年にタングルウッド 音楽祭に指揮研究員として参加。ネルソンス、ドホナーニ、デュトワ、アデス、ドゥヌーヴらのアシスタントも務めた。グルベンキアン管、ロサンゼルス・フィルのほか、ロイヤル・リヴァプール・フィル、アルス ター管、ボン・ベートーヴェン管、コレギウム・ムジクス・ヴィンタートゥール、カスティーリャ&レオン響 等にデビューする予定です。
曲は、ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」、モーツァルトの「ジュピター交響曲」、それに上 海生まれの国際的ヴァイオリニスト、ホァン・モンラを迎えて、プロコフィエフの「ヴァイオリン協奏曲第 1番」を演奏します。
【チケット販売所】(前売販売期間:2018年11月14日~2019年9月2日)
・大阪交響楽団 072-226-5522
その他プレイガイド(前売販売期間:2019年5月6日~2019年9月2日)
・電子チケットぴあ 0570-02-9999 (24時間受付)
・ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333(10~18時 火曜定休)
第233回 定期演奏会
2019年10月11日(金)19時00開演 
“とことんリヒャルト・シュトラウス”をより楽しむ
ザ・シンフォニーホール
指揮/川瀬 賢太郎
指揮/川瀬 賢太郎
(神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者、
名古屋フィルハーモニー交響楽団指揮者)
ホルン/福川 伸陽(NHK交響楽団首席ホルン奏者)
◆R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」 作品85 より
序奏と月光の音楽
◆R.シュトラウス:ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調
◆R.シュトラウス:ホルン協奏曲 第1番 変ホ長調 作品11
◆R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 作品20
若手実力派指揮者の筆頭格として揺るぎない地位を獲得している川瀬賢太郎による10月の定期は オール・リヒャルト・シュトラウス・プログラムです。2018年7月の当団第220回定期演奏会での楽劇 「ばらの騎士」(抜粋)では華麗で美しい世界を導き出すことに成功した川瀬が、今回満を持して選ん だのが歌劇「カプリッチョ」より“序奏と月光の音楽”と、交響詩「ドン・ファン」、それにホルン協奏曲第 1番と第2番。R.シュトラウスの初期(「ドン・ファン」とホルン協奏曲第1番)と晩期(「カプリッチョ」と ホルン協奏曲第2番)という共通項を縦横に織り上げた絶妙のプログラムで勝負します。ホルン・ソロ は今日本の若手ホルニストの第一人者として揺るぎない地位を築いているNHK交響楽団首席ホル ン奏者の福川伸陽が務めます。シュトラウスのホルン協奏曲を2曲という難題を引き受けてくれた福 川のソロで2曲ともひと晩で聴けるなんてなんと贅沢なコンサートでしょうか!楽しみが尽きません。
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“とことんリヒャルト・シュトラウス”をより楽しむ
詳しくはリンク先、チラシなどご覧ください。
川瀬賢太郎写真:(C)Yoshinori Kurosawa
【チケット販売所】(前売販売期間:2018年11月14日~2019年10月7日)
・大阪交響楽団 072-226-5522
その他プレイガイド(前売販売期間:2019年6月11日~2019年10月7日)
・電子チケットぴあ 0570-02-9999 (24時間受付)
・ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333(10~18時 火曜定休)
第234回 定期演奏会
2019年11月21日(木)19時00開演
ザ・シンフォニーホール
指 揮 : 外山 雄三(ミュージック・アドバイザー)
ザ・シンフォニーホール
指 揮 : 外山 雄三(ミュージック・アドバイザー)
ヴァイオリン/森下 幸路(首席ソロコンサートマスター)
◆チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
◆外山 雄三:バレエ音楽「お夏、清十郎」より “パ・ド・ドゥ”
◆外山 雄三:ヴァイオリン協奏曲 第2番 作品60
◆ショスタコーヴィチ:交響曲 第15番 イ長調 作品141
※外山雄三氏の希望により、演奏曲目を1曲追加いたします。
上記2曲目の『外山 雄三:バレエ音楽「お夏、清十郎」より “パ・ド・ドゥ”』(演奏時間約4分)です。
当団ミュージック・アドバイザーの外山雄三のタクトによる11月の定期はチャイコフスキーの幻想序 曲「ロメオとジュリエット」とショスタコーヴィチの交響曲第15番という外山お得意のロシア物に、自身 のヴァイオリン協奏曲第2番という意欲的なプログラム。このヴァイオリン協奏曲第2番は、東京フィル ハーモニー交響楽団のために作曲し、1966年に初演された(初演のヴァイオリン・ソロは海野義雄)の だが、それから久しく演奏されず、2012年になって蘇演された作品だ。曲のベースには日本旋法的な音 型を持ち、「とおりゃんせ」風のモチーフがちりばめられた、とても聴きやすい、ロマン的な情緒も感じ られる素敵な曲だ。
ショスタコーヴィチの交響曲第15番は、さまざまな作曲家の作品からの引用、例えばロッシーニの 「ウィリアム・テル」序曲や、ワーグナーの「ニーベルングの指輪」や「トリスタンとイゾルデ」、ハイドンの 最後の交響曲である「ロンドン」から用いられているのが興味深い。
【チケット販売所】(前売販売期間:2018年11月21日~2019年11月17日)
・大阪交響楽団 072-226-5522
その他プレイガイド(前売販売期間:2019年7月21日~2019年11月17日)
・電子チケットぴあ 0570-02-9999 (24時間受付)
・ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333(10~18時 火曜定休)
第235回 定期演奏会
2019年12月12日(木)19時00開演
ザ・シンフォニーホール
ザ・シンフォニーホール
指揮/マリウス・ストラヴィンスキー
(ロシアの大作曲家一族の血を引く俊英)
ヴァイオリン/チャン・ユジン
(第6回 仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門 優勝)
◆ストラヴィンスキー:管楽器の交響曲
◆ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ミュ-ズを率いるアポロ」
◆ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ調
◆ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
12月の定期は、大作曲家ストラヴィンスキー一族の血を引くマリウス・ストラヴィンスキーが大阪響 初登場。彼は6歳でモスクワ中央音楽学校に入学、10歳よりロンドンへ留学。その後エクサンプロヴァン ス音楽祭、スポレート音楽祭、ロッケンハウス音楽祭、ブリュッセル音楽祭、メルボルン音楽祭、マルタ 島国際音楽祭等へ出演。マリス・ヤンソンスとの出会いから指揮へ目覚め、以来、欧米で引っ張りだこ の新鋭指揮者です。
曲はいずれもストラヴィンスキーの作品。まずは管楽器の交響曲、そしてバレエ音楽「ミューズを率い るアポロ」。後半は韓国の若手ヴァイオリニスト、チャン・ユジンをソリストに迎え、ヴァイオリン協奏曲 と、初演100年を迎えるバレエ組曲「火の鳥」(1919年版)をお贈りいたします。
チラシ
マリウス・ストラヴィンスキー写真:(C)堀 衛
チャン・ユジン写真:(C)Dario Acosta
【チケット販売所】(前売販売期間:2018年12月12日~2019年12月8日)
・大阪交響楽団 072-226-5522
その他プレイガイド(前売販売期間:2019年8月12日~2019年12月8日)
・電子チケットぴあ 0570-02-9999 (24時間受付)
・ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333(10~18時 火曜定休)
第236回 定期演奏会
2020年1月17日(金)19:00開演
ザ・シンフォニーホール
指揮 /本名 徹次(ベトナム国立交響楽団音楽監督)
ピアノ/ジャンルカ・カシオー リ
(鬼才!イタリアが生んだ知的新世代アーティスト)
◆ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19
◆ブルックナー:交響曲 第3番 ニ短調( ノーヴァク版 第2稿)
1月の定期は、2001年3月の第73回定期以来、実に約20年ぶりの復帰となる本名徹次の登場となり ます。彼は1995年から2001年まで当団常任指揮者として楽団の基礎を創った指揮者のひとりでもあり ます。
曲はブルックナーの交響曲第3番。「ワーグナー交響曲」とも呼ばれるこの曲は、ワーグナーに献呈し たかったブルックナーの持参した楽譜を見てワーグナーは感動し、「私はベートーヴェンに到達する者 をただ一人知っている。ブルックナー君だよ。」と称賛し、ブルックナーを抱きしめたという逸話付きの 作品。ただ、ブルックナー自身がウィーン・フィルを指揮して初演されたものの、演奏会終了時にほとん ど客が残っていなかったという逸話を残しています(とはいえ、残っていた数少ない客の中に、若き日の マーラーがいたことも興味深い事実でもあります)。
前半はベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番を、ジャンルカ・カシオーリの独奏により演奏します。彼 は1979年イタリアのトリノ生まれ。1994年にウンベルト・ミケーリ国際ピアノ・コンクールで優勝後、 ヨーロッパの主要オーケストラから共演依頼を受け、以来、ヨーロッパ、北米、日本の主要な音楽都市 で公演を行い、多くの著名オーケストラ、名だたる指揮者との共演は数えきれない鬼才です。
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本名徹次写真:(C)Hai Nam Nguyen
ジャンルカ・カシオーリ写真:(C)Silvia Lelli.
【チケット販売所】(前売販売期間:2019年1月17日~2020年1月13日)
・大阪交響楽団 072-226-5522
その他プレイガイド(前売販売期間:2019年9月17日~2020年1月13日)
・電子チケットぴあ 0570-02-9999 (24時間受付)
・ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333(10~18時 火曜定休)
第237回 定期演奏会
大阪交響楽団40年の軌跡メモリアルシリーズ
2020年2月7日(金)19:00開演
ザ・シンフォニーホール
指揮/トーマス・ザンデルリンク
(東京佼成ウインドオーケストラ首席客演指揮者)
◆ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
◆ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番 ホ短調 作品93
2月の定期もまた大阪交響楽団の礎を築いた立役者のひとり、トーマス・ザンデルリンクが2002年 10月の第82回定期以来、実に17年ぶりの復帰を果たします。ザンデルリンクは当団の音楽監督・常任指揮者、のちに首席指揮者を1992年から2000年まで、引き続き桂冠音楽監督を2001年から2010年まで引き受けてくだ さっていました。
曲は前半にベートーヴェンの交響曲第4番、後半にショスタコーヴィチの交響曲第10番という十八番 を演奏します。シューマンが「ふたりの北欧神話の巨人(「英雄」と「運命」を意味する)の間に挟まれた ギリシャの乙女」と例えられたベートーヴェンの第4交響曲に、前回共演の時と同じショスタコーヴィチ の第10交響曲をメインに据えました。
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【チケット販売所】(前売販売期間:2019年2月7日~2020年2月3日)
・大阪交響楽団 072-226-5522
その他プレイガイド(前売販売期間:2019年10月7日~2020年2月3日)
・電子チケットぴあ 0570-02-9999 (24時間受付)
・ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333(10~18時 火曜定休)
第238回 定期演奏会
2019/20シーズンの最後は、当団ミュージック・アドバイザー、外山雄三によるコンサート。曲は ブラームスとベートーヴェンというオーソドックスな作品で勝負です!前半はブラームスの2作品で、 まずは「悲劇的序曲」。次にヴァイオリンに豊嶋泰嗣、チェロ上村昇という、関西を拠点にする日本を代 表するアーティストふたりのソリストをお迎えして、ブラームスの「ヴァイオリンとチェロのための二重協 奏曲」を演奏します。「師弟関係」ともいうべき二人のソリストの掛け合いは聴きものです。後半はベー トーヴェンの交響曲第2番を演奏します。円熟のアーティストたちが織りなすブラームスとベートーヴェ ンの響きに酔いしれてみてはいかがでしょうか。
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外山雄三写真:(C)飯島 隆
豊嶋泰嗣写真:(C)大窪道治
【チケット販売所】(前売販売期間:2019年2月27日~2020年2月23日)
・大阪交響楽団 072-226-5522
その他プレイガイド(前売販売期間:2019年10月27日~2020年2月23日)
・電子チケットぴあ 0570-02-9999 (24時間受付)
・ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333(10~18時 火曜定休
2019年度「定期演奏会」第228回~第238回
共 催/公益財団法人 堺市文化振興財団
特別協賛/大和ハウス工業株式会社
後 援/大阪府・堺市
協 力/ザ・シンフォニーホール・仙台国際音楽コンクール事務局(第235回)
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