大阪交響楽団 2013年度 シェフからのメッセージ

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2013年度 シェフからのメッセージ

 
 
第181回定期演奏会   11月28日(木)
高関 健
高関 健
高関 健

 

≪フィンランドの森の妖精たち≫

2013年11月28日(木)19時00分開演

 

 大阪交響楽団と再び共演の機会をいただきました。今回も尊敬する児玉音楽監督と相談の結果、シベリウスの作品を特集したプログラムを組むこととなりました。
 マーラーが指揮者としてヘルシンキに客演した際、シベリウスが滞在先のホテルを訪ねた、という記録が残っています。二人の作曲家が意見を交わした1907年11月、シベリウスは第3交響曲の初演を成功させた直後で、独特の透徹した作風を完成させる段階に差し掛かっていました。一方のマーラーは最大規模の「千人の交響曲」と呼ばれる第8交響曲を書き終えたところでした。
 シベリウスによれば、「最初は互いに自意識が障害となって会話は弾まなかった」ようですが、「散歩しながら語り合うにつれ親密になり、音楽上の問題、生について死について、いろいろ語り合った。話題が交響曲の世界に触れた際には、私(シベリウス)は形式とフォルムの厳しさ、そしてすべてのモティーフが互いに内的に関連して深い洞察に感服する…それが私の創作体験だ、と言った。マーラーの意見はまさに正反対だった…いや、交響曲は世界のようなものだ、すべてを抱合するものでなければならない。」
 第4交響曲は文字通り、作曲者が深く追及したモティーフと音程関係の緊張した連関と、削ぎ落とされたフォルムを最もよく示す傑作です。第7交響曲では形式も主題もモティーフもすべて融合され単一楽章の形をとります。実質的に完成された最後の作品とも言える「タピオラ」では主題労作とモティーフの細密な展開が見事です。
 ポピュラーな第2交響曲やヴァイオリン協奏曲ではなく、シベリウスの創作の本質を示す作品をお聴きいただくプログラムです。お楽しみいただければ幸いに思います。
高関 健
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