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2019「名曲」シェフからのメッセージ

 
 
第107回名曲コンサート 8月31日(土)
外山 雄三
外山 雄三
外山 雄三

“ラプソディー”

 

2019年8月31日(土)

 昼の部13時30分開演/夜の部17時00分開演

 
 ラプソディー、というと私たちの年代は小さい時に両親に連れられて映画館に行ってワクワクしながら観たアメリカ映画を真っ先に思い出す。その題名を私は正確には思い出せないが、何しろ主題はラプソディーであって、しかも、それはリストの「ハンガリー狂詩曲第2番」が将に主役なのであった。私の記憶に間違いがなければ、レオポルド・ストコフスキーがオーケストラを指揮していて、その華やかな指揮ぶりは子供心にも印象に残るようなものだったから、日本中の音楽ファンの評判になった。だから音楽好きの家庭では、そのストコフスキー指揮する「ハンガリー狂詩曲第2番」が繰り返し聴かれる大切なレコードとして存在を主張したのである。この狂詩曲は、もともと作曲者リストがピアニストとして比べものない名人芸を存分に発揮するために作曲されたものだが、周知のように作曲家としても稀有な才能の持ち主だから、単に演奏技巧を華やかに展開するだけでなく、綿密な構成で、その華やかな演奏効果を、しっかりと内容の表現へと結びつけたのである。
 ドヴォルザークの「スラヴ狂詩曲第3番」も強烈な民族色が忘れがたい印象を刻むが、ドヴォルザークという人の、一見さりげなく、しかし奥深い思考が垣間見える。ラフマニノフも音楽史に残る大ピアニストの一人であるが、その作品は数々のピアノ曲の名品の他に、交響曲も現在世界中で好んで演奏されるレパートリーの中に入っている。特に第2番と第3番は、きっと忘れ去られることはないだろう。この「パガニーニの主題による狂詩曲」もピアノ独奏を伴う作品としてピアノ協奏曲第2番、第3番と共に演奏され続けるに違いない名品である。外山の「沖縄民謡によるラプソディー」はまだアメリカ軍の占領下にあった沖縄へNHK交響楽団が演奏旅行をした時のために作曲したが、正直に申せばゾルタン・コダーイの「孔雀は飛んだ」の主題による変奏曲がモデルである。エネスクの「ルーマニア狂詩曲第1番」は華やかで、しかも輪郭のくっきりした民族色豊かな名品。シャブリエは上品なのに演奏効果抜群の傑作である。
 きっとお楽しみいただけるプログラムになったと思います。

 

大阪交響楽団 ミュージック・アドバイザー 外山雄三                      

 

外山雄三写真 撮影:三浦興一

 

 

 
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