大阪交響楽団 2017年度「感動の第九」 シェフからのメッセージ

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2018「第九」シェフからのメッセージ

 
 
特別演奏会【感動の第九】 12月27日(木)
シズオ・Z・クワハラ
シズオ・Z・クワハラ
シズオ・Z・クワハラ

 

2018年12月27日(木)19時00分開演

 

 私が初めて第九を演奏したのは2002年12月でした。それから16年間、演奏する度に様々な課題に直面してきました。楽譜という印刷物には、人為的なミスプリントなどによる問題がいつも付きまといます。ベートーヴェンの直筆はとても読みづらく、当時のコピイストも譜面の作成にはとても苦労したことでしょう。書き間違えなどがあったとしても、本人は耳が聞こえなかったために、聴けばすぐに気が付けるものが楽譜を読むしか方法がなく、間違えなどを見落としていた可能性もあります。
 
 演奏する度にこれらの問題に違和感を覚えておりましたので、大阪交響楽団さんとの『感動の第九』演奏会が決まった時に、もう一度楽譜と正面から向かい合う決心をしました。ベートーヴェン直筆のファクシミリや今まで出版されている様々な譜面を見比べ、今年の夏2ヶ月以上かけて全パート譜に書き込み・編集をしました。曲全体として大きく変えることはしませんが、編集にあたって、ベートーヴェンの意思には反さないよう心がけ、細かい音の長さや強弱の微調整、オーケストレーションの問題を解決しました。今回の演奏ではこの編集したパート譜を使って演奏いたします。
 
 前半は弓張美季さんとモーツァルトのピアノ協奏曲第20番です。第九とこの協奏曲はいずれもニ短調の作品。モーツァルトは短調の曲を書く事が少なく、特にニ短調はモーツァルトにとって深い思い入れのある調であり、レクイエムやオペラ『ドン・ジョヴァンニ』でも起用されています。協奏曲の終盤(コーダ)でニ長調に変わりますが、その長調の間が非常に短いため、全体的に流れる重たい空気が残ったままの終わり方となります。今回のコンサートとしては第九の最終楽章で解決出来るプログラムになるのではないでしょうか。プログラムの構成やここでしか聴けない改訂版の第九などに耳を傾けて聴いてくだされば幸いです。
 
 
シズオ・Z・クワハラ

 


 

 

 

 
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