大阪交響楽団 2017年度名曲コンサート シェフからのメッセージ

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2017「名曲」シェフからのメッセージ

 
 
第99回名曲コンサート 12月2日(土)
ポール・マーフィー
ポール・マーフィー
ポール・マーフィー

≪クララのクリスマス≫

ーラヴェル没後80年ー

 

2017年12月2日(土)

 昼の部13時30分開演/夜の部17時00分開演

 

このたび、バレエ音楽の傑作を特別に選りすぐったプログラムを、大阪交響楽団という素晴らしいオーケストラとともに上演できるのを心待ちにしています。
まず最初に演奏するのは、モーリス・ラヴェルの美しい『マ・メール・ロワ』組曲です。これはもとピアノ連弾用として構想され、のちの1911年に作曲者自身によってオーケストレーションされたものです。5つの曲は、それぞれ子供によく知られていた童話によるお話ですが、そのうち「美女と野獣」では色彩豊かなコントラ・ファゴット(!)が野獣を演じます。終曲「妖精の園」はいまだかつて作曲されたものの中で最も美しい細密画(ミニアチュール)の一つと言っていいでしょう。
続いてストラヴィンスキーのバレエ音楽『火の鳥』組曲(1919)を演奏します。コンサート用にアレンジされたこの組曲もラヴェルの作品と同じように5つの曲からなり、イヴァン王子や火の鳥、美しい王女、邪悪な魔術師「不死身の」カスチェイも登場させながら、バレエのストーリーをたどります。木管の名人芸が奏でる火の鳥、ぞくぞくするオーケストラが描くカスチェイの凶悪な踊り、そしてホルンのソロから導かれる壮大なフィナーレに注目して頂ければと思います。
コンサートを締めくくるのはピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの名作『くるみ割り人形』第2幕です。私たちもクララと一緒に夢の中を旅しますが、彼女はその中で王子様と魔法のお菓子の王国を訪れて、いきいきした舞曲「トレパック」や抒情的な「花のワルツ」などを楽しみます。王子様と金平糖の精が豪勢なパ・ド・ドゥ(男女2人の踊り)を繰り広げる中では、「金平糖の踊り」の変奏曲でチェレスタが奏でる妖精のような響きに注目して下さい。チェレスタがオーケストラの中で初めて使われたのがこの曲だったのです!壮麗なワルツを経た後のアポテオーズ(フィナーレ)では、幕のはじめの音楽に回帰し、王子様がクララを家に連れて帰ります。この偉大な作品のどの小節にもチャイコフスキーの鮮やかで巧みなオーケストレーションが生きていて、コントラストが冴え、変幻自在で豊かな彩りに満ちています。
皆さんとご一緒に大阪のこの美しいコンサートホールで、この素敵な音楽を共有できること、そして素晴らしいオーケストラと再演できることを、心より光栄に思います。
 
ポール・マーフィー
 
 
ポール・マーフィー写真:(C)Birmingham Royal Ballet
 

 

 
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