大阪交響楽団 2016年度 シェフからのメッセージ

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2016「名曲」シェフからのメッセージ

 
 
第94回名曲コンサート 12月3日(土)
石川 星太郎
石川 星太郎
石川 星太郎

≪シベリウスとブラームス≫

 

2016年12月3日(土)

 昼の部13時30分開演/夜の部17時00分開演

 

  この度、初めて共演する大阪交響楽団と共に、大阪の聴衆の皆様とお会い出来ることを楽しみにしております。冬のはじまりにふさわしい、後期ロマン派時代の巨匠シベリウスとブラームスの哀愁漂う名曲を演奏します。
  シベリウスの「トゥオネラの白鳥」は、フィンランドの国民的叙事詩「カレワラ」を題材にして作曲された四つの交響詩のうちの一つです。主人公の若者が求婚に際して与えられた、トゥオネラ川を泳ぐ白鳥を射るという課題を果たす前に殺されてしまうという場面に関連します。張り詰めた空気の中、黄泉の国との境界である川を泳ぐ白鳥の姿が妖しく神秘的に描かれています。
  続くシベリウスのヴァイオリン協奏曲の第一楽章はまさに冬の音楽です。凍てつく大地の上空を一羽の鷲が滑空するかのように始まり、やがて、しんとした大地が内に秘めた重厚さや激しさが姿を表すような、ダイナミックな音楽となります。この協奏曲はソリストの技術が映える音楽でありながら、ソリストとオーケストラは常に緊密な関係を持っています。ホァン・モンラさんと共にどんな音楽を作り上げられるか、とても楽しみです。
  後半はブラームスの最後の交響曲である第4番を演奏します。ロマン派全盛の時代において、後世に交響曲の新しい道筋を示したブラームスですが、第4番は彼自身が最も気に入っていた作品です。この曲は全体を通して古典的な手法が多用されています。中世の音階や、最終楽章ではバッハの時代に途絶えたパッサカリアの技法も用いられ、遠く過ぎ去ってしまったものへの憧憬や寂しさ、諦観のようなものが感じられます。初演時から聴衆に温かく受け入れられたのも、このような点で多くの共感を呼び起こす内容だったからではないでしょうか。
  抑制されたものの醸し出す美しさや哀愁、それと同居する熱や緊張感、強い感情、そういったものを味わっていただけたら幸いです。

石川 星太郎
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