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2013年度 シェフからのメッセージ

 
 
第180回定期演奏会   10月18日(金)
矢崎 彦太郎
矢崎 彦太郎
矢崎 彦太郎

≪作曲家の肖像画 Ⅴ“ドビュッシー”≫

2013年10月18日(金)19時00分開演

 

 ピエール・ブーレーズは、19世紀から20世紀の芸術へ移行する原動力となった芸術家として、ドビュッシー、セザンヌ、マラルメの3人を上げております。1862年に生まれ1918年に亡くなったドビュッシーの生涯は、ナポレオン3世の第2帝政末期から、普仏戦争による帝政崩壊、第3共和政樹立とパリ・コミューンやドレフュス事件、そして近代科学戦の嚆矢となった第1次大戦勃発へと至る、政体・経済・産業・社会が大きく揺れ動いた時期に重なっています。ちなみに、日本も幕末から明治・大正と歩んだ激動の時代でした。
 一方、文化・芸術の分野では、1882年に発表された「何よりも、まず音楽を」で始まるヴェルレーヌの<詩法>が注目を集め、この一句こそ、詩・文学・演劇・舞踊・美術すべてに「音楽性」が求められ、音楽と深く交流があったことを物語っています。19世紀末芸術の特徴の一つとして、交通・通信の発達によって国際性を持ち始めた点があります。ドビュッシーも、エッフェル塔が誕生した1889年の万国博覧会で、ガムランや川上音二郎一座に接して影響を受けました。
 今回のプログラムでは、創作年代の異なる4曲を選び、20歳代の<幻想曲>から50歳の<遊戯>まで、変貌を遂げる作風と、その陰に見え隠れする堅固な個性を浮き彫りにしたいと思います。30代の<牧神の午後への前奏曲>は、110小節、10分の小品ながら、20世紀音楽への偉大な「前奏曲」となった出世作。<海>は40代に書かれた代表作。最後の管弦楽曲である<遊戯>は、刻一刻と変化し続ける音色・音程・リズムで西洋音楽の既成概念を覆した革新的作品にもかかわらず、2週間後に同じシャンゼリゼ劇場で初演され、大スキャンダルを巻き起こしたストラヴィンスキーの<春の祭典>に話題をさらわれ、近年になって漸く再評価が高まった希有な名作です。
矢崎 彦太郎
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