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2020「定期」シェフからのメッセージ

 
 
第244回定期演奏会   11月19日(木)
大山 平一郎(初代ミュージックアドバイザー・首席指揮者)
大山 平一郎(初代ミュージックアドバイザー・首席指揮者)
大山 平一郎(初代ミュージックアドバイザー・首席指揮者)

大阪交響楽団40年の軌跡メモリアルシリーズ

2020年11月19日(木)19時00分開演

 
 楽団創立40周年、おめでとうございます。 戦後、日本の経済が急速に成長する中、忘れてはならない人間性精神の糧を求めて発足した芸術団体が四十年の時を刻んだ事は、大きな出来事です。発足時から、決して平坦な道のりではなかった中、数々の感動を多くのお客様にお届けし続けてきた事は、団の皆様の熱意と忍耐、そして不屈の決意と信念があったからではないでしょうか。大阪交響楽団の益々の発展を心から祈念いたします。
  さて、この度の演奏会の演目に対して、私の想いを書かせていただきます。
モーツァルトの書く音符の大半は、オペラ的発想が、その源にあるのではないかと思います。つまり、言葉による会話と云うものが、常に彼の頭の中に存在するのではないでしょうか。この協奏曲では、勿論ソロ・ヴァイオリンが主役ですが、弦楽器セクション、管楽器セクションとのやり取り、さらに高音域グループや低音域グループの楽器群との対話等、様々な会話が演出されています。
 22歳で音楽の都、ウィーンに居を構えたベートーヴェンは、作曲家として認められるまで、ピアノ奏者としての活動を中心に生計を立てていました。しかしこの交響曲を書き上げるまでの8年間、それぞれの楽器の習性や演奏技術力向上の可能性を学ぶために、多くの室内楽を書きいろいろな手法を模索していました。彼の初期の作風は、一般的にハイドンとモーツァルトの影響下にあると評されています。確かに、作曲技法上の形式は先代から受け継いだものだとしても、交響曲第1番に書かれている音が表現するものは、彼独自が立ち上げた革命的な交響曲と私は強く感じます。
 20歳になるメンデルスゾーンは、何がきっかけか判りませんが、イギリス、スコットランドを含めて、海外旅行を実行します。一年の大半以上が、気分が晴れない、どんよりした空の下にある北ドイツに生まれ育った彼が、アルプスを越えてあの青い空を観た時の歓喜の衝動と心臓の鼓動が、第1小節目から描写されています。いろいろな訪問先で受けた印象を音で描いた素晴らしい音画だと思います。
  この度の演奏会は、私が当楽団に3年半の間、貴重な演奏経験をさせて戴いた時の団員の皆様との再会であります。そして独奏をしていただく、堀米さんは、室内楽、オーケストラの共演もしてきた同門の旧友です。演目も、私が幼少のころから最も親しんできた作曲家たちの名曲中の名曲。演奏する者としては、これ以上の好条件が揃う事は、めったにある機会ではありません。奏者一同、皆様の印象に強く残るような演奏会をめざして、精一杯の努力をいたします。これからも、末永く大阪交響楽団への御支援を賜りますよう、切にお願い申し上げます。
 
大山平一郎(大阪交響楽団 初代ミュージックアドバイザー・首席指揮者)
 
大山平一郎写真:(C)Tsuru
 
 
 
 

 

 

            
 
 

 

 
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