大阪交響楽団 2017年度名曲コンサート シェフからのメッセージ

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2018「名曲」シェフからのメッセージ

 
 
第103回名曲コンサート 8月25日(土)
小林 資典
小林 資典
小林 資典

“イギリス・東欧の系譜”

 

2018年8月25日(土)

 昼の部13時30分開演/夜の部17時00分開演

 

 友人や家族と連れ立って行く演奏会、一人で部屋に籠って聴くCDやインターネットの録音…シチュエーションは色々ですが、基本的に音楽鑑賞とは、とても個人的な体験ではないでしょうか。大きな会場で演奏を聴いているとしても、その瞬間は周りを忘れ、奏者や自分自身と対話をし、気付いていなかったような心の襞に触れたり、記憶に埋もれていた感情を追体験したり。
 ドヴォルザークの第8番交響曲は、私には放課後の音楽室を思い出させます。夕陽の差す埃っぽい人気の少ない教室。 私は高校時代に属していた学生オーケストラで、見よう見まねで指揮を始めました。当時チャイコフスキーやブラームスも熱心に演奏しましたが、キャッチーで心に飛び込んでくるドヴォルザークは特に人気で、好んで取り上げられました。多感な時期によく聴いた作品が当時の空気感と一緒に刷り込まれたのでしょう。今でもドヴォルザークを聴くと、昔のことが懐かしく思い出されます。
 屈託がなく純粋、とはかつての高校生だけでなく、このチェコスロヴァキアの作曲家の大きな特徴であり、彼の作品が現在も至る所で演奏されている理由のひとつです。田舎の肉屋の息子に生まれ、苦労して作曲家になったドヴォルザークは、生涯を通じて彼のバックグラウンドに根ざした音楽を古典的手法に織り込みました。その豊かな旋律美は、名曲であるこの交響曲でも発揮され、冒頭でも「掴み」として聴かれます。善良さに溢れ生を謳歌するこの音楽を、大阪交響楽団の皆さんとの共演で存分に楽しんで頂ければ幸いです。 また今回初めてご一緒させて頂く長富彩さんと、ドヴォルザークとも親交のあったチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏します。同じく「掴み」を極め切ったチャイコフスキーの音楽を、長富さんのヴィルトゥオーゾでお届けできるのがとても楽しみです。
 本日のコンサートで、お客様の日常に少し彩りを添え、会場で皆様と対話を楽しむことができましたらとても嬉しく思います。どうぞお楽しみください。
 
 
小林資典
 
 
(C)小林資典写真: Gerardo Garciacano 

 

 
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