大阪交響楽団 2017年度定期演奏会 シェフからのメッセージ

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2018「定期」シェフからのメッセージ

 
 
第224回定期演奏会    12月13日(木)
ユベール・スダーン
ユベール・スダーン
ユベール・スダーン

2018年12月13日(木)19時00分開演
 
大阪交響楽団の友人の皆さんへ
 
 皆さんと再びコンサートでお目にかかれることを心待ちにしています。
8年前、2010年に初めて大阪交響楽団と共演したときは、ベートーヴェンなどに加えてルーセルの交響曲第4番を上演しました。滅多に上演されないルーセルの作品に取り組むのは挑戦でしたが、リハーサルでの努力の結果と、そしてこのオーケストラの抜きん出た柔軟性によって、大きな成果が得られたことをよく覚えています。
 今回取り上げるモーツァルトの《フリーメイソンのための葬送音楽》は、秘密結社フリーメイソンの理念の枠組みに留まらない広い世界観を持つ作品で、バセット・ホルンの深い音色とともに短調で人生の葛藤を描き続けた後、最後には長調の和音が「死後の生」への明るい展望を開きます。
 その最後の響きは、次に演奏するベルクのヴァイオリン協奏曲の世界へとつながり、あたかも、ヴァイオリン・ソロが死後の世界の天使の生を描いているようにも思えるのです。《フリーメイソンの葬送音楽》から切れ目なく繋がる世界観を、皆さんと共有しうるような演奏にできないか、構想を練っているところです。
 そのベルクの協奏曲も前回のルーセル同様、生で聞く機会は稀な作品です。そんな耳慣れない作品を聴こうと会場に足を運んで下さる聴衆は、新しい音楽に触れよう、新しい魅力を探そうとする、音楽を真に愛する方々だと思っています。こうした熱心な音楽ファンの皆さんに新たなレパートリーを紹介すること、そして新しい作品だからこそ最高の演奏で味わって頂くことが、私たちの大きなミッション(使命)と考えています。
 コンサートの最後を締めくくるシューベルトの交響曲第2番もそういう意味では上演機会の少ない作品です。恵まれた環境にいなかったシューベルト自身も、自分の交響曲を満足の行くオーケストラの演奏で聞くことは生涯かないませんでした。すべてが想像の中での音楽だったと言うべきでしょうか。音の一つ一つがことばであるシューベルト作品を入念にひもとき、その意図を探って実際に音にしていくのは音楽家にとって大きな仕事です。
 目新しい作品にも古典にも新しい息吹きを吹き込み、広がる音楽の世界を感じて頂ければ無上の幸せです。会場でお会いできるのを楽しみにしております。
 
 
ユベール・スダーン
 
 
 
ユベール・スダーン写真 :(C)N.Ikegami
 
 
 
 
 
 
 
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