大阪交響楽団 2017年度定期演奏会 シェフからのメッセージ

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2017「定期」シェフからのメッセージ

 
 
第209回定期演奏会   4月13日(木)
寺岡 清高
寺岡 清高
寺岡 清高

 

2017年4月13日(木)19時00分開演

 

2016~2018年度全6回シリーズ
ウィーン世紀末のルーツ
~フックスとブラームスから始まる系譜(3)

 

 

 2010年2月に交響曲第4番の大阪初演をして以来足掛け7年、今回の第2番をもってようやく念願のフランツ・シュミットの全4交響曲完結です。2年に一回くらいは寺岡/大阪交響楽団の演目にシュミットの名前が載るので、大阪交響楽団の会員の皆様には最早お馴染みの作曲家に感じられるかも知れませんが、実はこれは日本初の偉業、世界的にも貴重な取り組みです。
  第二次大戦後、戦時中ナチスに協力したと誤解されたこと(今日では名誉は回復されています)、そして何より行き着く所まで行ってしまった感のある複雑な和声と、実際の演奏が破格に難しいせいで、シュミットを実演で聴く機会はまだまだ多くありません。しかしその音楽は、ウィーンゆかりの作曲家達、例えばシューベルトに通ずる歌心に溢れ、ブラームスに影響を受けた作曲技法、師であるブルックナー譲りのオルガンサウンド、大伽藍のような壮大な構築、そして宗教的敬虔さに満ちています。そこに加えて、宮廷歌劇場芸術監督マーラーの下で積んだチェロ奏者としての劇場体験と、マーラーの作品を含む同時代作品の演奏経験まで兼ね備えたシュミットの音楽は、正にウィーンロマン派音楽の最終形態とも呼べるもので、一度はまるとなかなか抜け出せない中毒性を持っています。
 2015年8月30日にザルツブルク音楽祭でウィーンフィルがシュミットの2番を演奏するのを聴いた時は、前プロがなんとブラームスの3番でした。さすがにそこまで重量級にはしませんが、ブラームスの大学祝典序曲とフックスのセレナーデをカップリングしてみました。私のライフワーク作曲家の一人でもあるシュミットの魅力をまだご存知でない方、是非ザ・シンフォニーホールの素晴らしい音響で、シュミットサウンドを全身に思う存分浴びて下さい!
 
 
 
大阪交響楽団 常任指揮者
寺岡清高
 
 

 
寺岡清高写真:(c)飯島隆

 

 

            

 

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