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インタビュー 林 七奈(コンサートマスター)
2016-07-01
— 林さんのコンサートマスター就任は、2005年9月でした。

ミュージックアドバイザー・首席指揮者だった大山平一郎さんに呼んでいただきました。その後、指揮者だけでなくメンバーも随分入れ替わりがあって、オーケストラの雰囲気も変わってきました。ここ数年は若い人がどんどん入ってきて、彼らのやり方をこちらもどうやって取り入れていくか試行錯誤の毎日で、まだ完成形ではないですが、良い方向に向かっていると信じて、みんなで頑張っています。
 

— 楽器を始めたきっかけは何ですか。

私は外国生まれで、カナダから奈良に帰ってきたのが3歳の時でした。当時は日本語が不自由だったこともあって、人と話すのが嫌になったんです。カルチャーショックのような状態になって、拒否反応から耳が聞こえなくなってしまいました。転地療養として場所を変えるのもいいんじゃないかということで、鎌倉に住んでいた祖父母のところへ、私一人が行くことになりました。その近くに黒柳守綱さん(NHK交響楽団ほかでコンサートマスターを歴任、黒柳徹子さんの父)が隠居して住んでいらしたんです。先生はとても教え上手で、ヴァイオリンを弾いたら、こんなに喜んでくれる人がいるんだと思いました。習い始めて3年ぐらいでお亡くなりになってしまい、最後の弟子になった私は、先生の楽器を形見にいただきました。
 

— ヴァイオリン奏者となることを決めたのは。

不思議なことに、ヴァイオリンを始めた時にヴァイオリニストになるんだって思ってたんです。なぜか、これしかないっていう感じでした。でも、オーケストラはむしろ苦手で、コンサートマスターなんて絶対向いていないと思っていたんです。大学の卒業演奏会でコンサートマスターをさせていただいたんですけど、指揮をされた佐藤功太郎先生に「君はオーケストラに向いている」と言っていただいて、オーケストラに紹介もしてくださるということだったんですが、それを丁重にお断りしたほどでした。
 

— コンサートマスターの仕事とは何でしょう。

指揮者がいてオーケストラがあってのコンサートマスターだから、私のカラーが強すぎてもダメだし、無さすぎてもダメ。そのバランス感覚が大事。指揮者のやりたいことをオーケストラに伝えて、オーケストラのいいところを引き出さなくてはならない。音楽に対する謙虚な姿勢を失わないようにして、独裁者になっちゃいけないんです。イタリアで勉強した時に、パートとして音楽が聴こえるということを学びました。
 

— コンサートマスターの隣に座る時は、どんな役割をするのですか。

コンサートマスターがやりたいことを考えながら、その助けをしなければいけません。指揮者とコンサートマスターとオーケストラの関係の中で、色々なことに気を配りながら、中継ぎ役ができればと思ってます。
 
林 七奈 写真:(C)飯島 隆
 
聞き手/小味渕彦之(音楽学・音楽評論)
 
~プログラムマガジン2016年度7・8月号掲載~
 
 
 
 
 
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