大阪交響楽団 2015年度 シェフからのメッセージ

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2016「第九」シェフからのメッセージ

 
 
特別演奏会【感動の第九】 12月27日(火)
外山 雄三
外山 雄三
外山 雄三

 

2016年12月27日(火)19時00分開演

 

 交響曲の歴史に、ひときわ高く聳え立っているのがベートーヴェンの9曲です。ハイドンもモーツァルトも、そしてブラームスやブルックナーやマーラーも、現代ではプロコフィエフもショスタコーヴィチもメシアンも、と考えると交響曲の歴史は実に豊かな実りに満ちています。
  ベートーヴェンはハイドン、モーツァルトの後継者として、古典とロマン派の橋渡しの役割を担うという音楽史上でも特筆する必要があるほど困難な立場でした。彼は先輩たちの業績を充分に評価し、尊重しながら、しかし極めて大胆に自分の言葉、表現を「時代の代弁者」として、厳しく追求し続けました。時代は將に民衆の力によって封建制、あるいはそれを代表する王政が倒され、民主的な考えが広まり始めた時で、王族や貴族の庇護の元でしか存在できなかった芸能や芸術が民衆のものになる喜びと輝きが溢れ、ベートーヴェンの唯一のオペラ「フィデリオ」も、貴族社会の権力闘争や人間関係を素材にすることが多かったオペラを、庶民の感覚に近い視点に立った台本によって、その時代の最も新しい思想 —フランス革命を導き出した思想— への熱い共感を表現しました。
  ハイドンによって確立された古典的な「交響曲」の形、それを豊かに発展させたモーツァルトの直接の後継者として、ベートーヴェンは「第1番」で既に交響曲の歴史に新しい時代を開くことを予感させます。第1楽章冒頭が不協和音であるという、当時としては誰にも考えることすらできなかった表現は彼の強烈な意志の表れです。そして、第1番から第9番まで、次々と新しい発想、新しい形式、新しい響きを創り出し、「第9番」ではついに独唱と合唱を必要とする豊かさ、大きさに至りました。これは私たちの、かけがえのない「たからもの」です。 

 

 

         大阪交響楽団 ミュージック・アドバイザー
                            外 山 雄 三
 

 

 

 

 
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