大阪交響楽団 2016年度いずみホール定期演奏会 シェフからのメッセージ

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2016いずみ定期シェフからのメッセージ

 
 
第26回いずみホール定期 演奏会 11月24日(木)
外山 雄三
外山 雄三
外山 雄三

2016年11月24日(木)

昼の部14時30分開演/夜の部19時00分開演

 

 「軽騎兵」序曲と聞くと、私は中学生時代の広い運動場と晴れ渡った青空、そこで運動会の準備をしている情景を思い出す。粗末なスピーカーの音量をいっぱいに上げて、勇ましい「軽騎兵」を流そうと上級生たちが考えたに違いない。「詩人と農夫」という題名には馴染みがあったが冒頭にチェロのアンサンブルがあって、その部分はチェロ奏者たちには特に好まれている訳でもないのは指揮をするようになって初めて知った。エドワード・グリークは、言うまでもなくよく知られた名前だが、中央ヨーロッパの人たちは特に好んで聴く訳ではなさそうだし、日本で有名なピアノ協奏曲も、しばしば演奏される訳でもない。北欧の一種の暗さと日本の風土が響き合う部分があるのだろうか。
  ルロイ・アンダーソンという名前は、多分1945年以前の日本には全く知られていなかったが、オーケストラで気楽な音楽を楽しもうという当時のアメリカの生活様式、そして豊かな財政でたくさんの優秀なオーケストラが各地に生まれて、それぞれ特色を競い、聴衆獲得に積極的に動いた。豊かな知識と作曲技術を備えた作曲者、編曲者もたくさん生まれた —そのような背景で誕生したのがフル編成のオーケストラを駆使した「ポピュラーなクラシック」というアメリカ独特なジャンルで、その代表がルロイ・アンダーソンである。どの作品も短くて、気軽に明るく楽しめる。
  シベリウスはフィンランドの風土からしか生まれないと思われる響きで、誰にも真似できない素晴らしい作品を生んだ。ビゼーもフランスの音楽とは、こういうものだと私たちが納得してしまう、素晴らしい作品ばかり。スメタナの音楽は「天才のひらめき」とは、こういうものかと思える魅力に溢れている。「管弦楽のためのラプソディ」は1960年N響の初めての世界旅行のために書いた作品。

 

 

大阪交響楽団 ミュージック・アドバイザー

外山雄三

 

 

外山雄三写真:(C)S.Yamamoto

 

 
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