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2016「定期」シェフからのメッセージ

 
 
第202回定期演奏会   5月10日(火)
外山 雄三
外山 雄三
外山 雄三

【外山雄三 ミュージック・アドバイザー就任記念】
 

2016年5月10日(火)19時00分開演 ザ・シンフォニーホール

 

 今夜の第一曲、私の作品「オーケストラのための“玄奥”」は突然の楽団長のご指示でした。どうしてこんな作品までご存知なのか、びっくりしました。 

 第二曲のプーランクは少年時代からの私の憧れの作曲家。わかりやすく、親しみ深い旋律がちりばめられている作品が多く、誤解されることも多いが、20世紀を代表する作曲家のひとりです。オペラ「カルメル会修道女の対話」は20世紀を代表するオペラのひとつ。「2台のピアノとオーケストラの協奏曲」も忘れてはならないでしょう。    

 「英雄」を1960年、NHK交響楽団の戦後初めての外国旅行のレパートリーのひとつにしました。指揮は岩城宏之と私。チューリヒ、ヴィーン、ベルリンなどを終わってナポリの公演、私の指揮で「英雄」。最終楽章のコーダの直前で私が何故か、瞬間ためらったら、伝説のホルンの名人、千葉 馨さんが最強音で次のフレーズを吹き始めてくださって、オーケストラは何事もなかったように素晴らしい締めくくりになりました。未熟だった私をこうして育ててくれたオーケストラというものの大きな力を痛感しました。あれからもう50年が経ちました。  

 若く有能な音楽家たちが集合した大阪交響楽団に、オーケストラの現場で長い経験を積んだ人間を向き合わせようと楽団長は考えられたのだと思います。アドヴァイザーという言葉そのものは助言者、相談役、顧問などのようですが私の場合は、もっと積極的に音楽家たちの同僚として、年齢的に少々先輩の、些か経験を積んだ音楽家として演奏者たちが本来の力を存分に発揮できるように、余分なものを取り除き、できることを更に豊かにすることを手助けすることが重要な仕事のひとつです。自分たちの演奏会場で日常の練習をするのが当たり前のヨーロッパのオーケストラと違って、日本のオーケストラはそれぞれが練習会場を探さなければならない。だから練習所と演奏会場の音響の相違に常に注意を払わなくてはならない。それでも、どうしても演奏し続けたいほどオーケストラの魅力は計り知れない、と私は思っています。

 

         大阪交響楽団 ミュージック・アドバイザー 外山雄三
 

                     

 

外山雄三写真 提供:大阪国際フェスティバル

 

 
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