大阪交響楽団 2015年度 シェフからのメッセージ

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2015年度 シェフからのメッセージ

 
 
第194回定期演奏会   5月29日(金)
寺岡 清高 (C)飯島隆
寺岡 清高 (C)飯島隆
寺岡 清高 (C)飯島隆

 

≪自然・人生・愛~マーラーとそのライヴァルたち③≫

2015年5月29日(金)19時00分開演

 

 シリーズ《自然・人生・愛〜マーラーとそのライヴァルたち》第3回は、おそらく世界でも例を見ないドヴォルザークの「交響詩全5曲一挙演奏会」です。最も有名な交響曲「新世界より」やチェロ協奏曲を書いたあと、晩年の彼が取り組んだのは民話やおとぎ話に題材を求めた交響詩とオペラでした。そう書くと何となく子供向けのように思われるかも知れませんが、「グリム童話」や日本の「かちかち山」が本当は怖いことをご存知の方なら、5曲の交響詩のうち、チェコの国民詩人エルベンのバラードに触発された「水の魔物」「真昼の魔女」「金の紡ぎ車」「野鳩」の4曲が、どれも凄惨な内容であることには違和感がないかもしれません。マーラーも、「グリム童話」の先輩にあたる「子供の不思議な角笛」に長年こだわり、最初期のカンタータ「嘆きの歌」では民話に基づくテキストを自ら書くほどこのような《怖い》題材を好んでいましたが、20世紀末の作曲家達が民話や童話に触発された作品を多く書いていることはとても興味深い事実です。また最後の1曲「英雄の歌」は特定の題材によるものではありませんが、交響詩の代表的作曲家であるリヒャルト・シュトラウスがその1年後に作曲した「英雄の生涯」との連関で捉えるエピソードもあります。ちなみにこの曲は同郷の作曲家としてドヴォルザークに敬意を持っていたマーラーの指揮によって初演されています。
ドヴォルザーク最後の管弦楽作品全5曲を通して聴くというまたとない機会です。ベルリンでもウィーンでもニューヨークでも東京でもなく、大阪のザ・シンフォニーホールでしか体験できないこの演奏会が、皆様のドヴォルザークについての新たな発見の場になれば、演奏者としてこれに勝る喜びはありません。
 

 
                                                                   大阪交響楽団 常任指揮者
                                                                                         寺岡 清高

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