大阪交響楽団 2015年度 シェフからのメッセージ

00867906
 

2015年度 シェフからのメッセージ

 
 
第197回定期演奏会   10月21日(水)
篠﨑 靖男
篠﨑 靖男
篠﨑 靖男

 

≪祖国への思い、情熱、集中・・・≫ 

~シベリウス生誕150年~

2015年10月21日(水)19時00分開演

 

 

今年はシベリウス生誕150周年記念。僕も、国内外でシベリウスの作品を何度も指揮する一年間になっている。僕の指揮活動の中で、シベリウスを生んだフィンランドはとても大事な場所で、お付き合いを始めてもう15年。その間に8年間、芸術監督を務めた当地の楽団ともお付き合いが続いている。フィンランドと言えば、みなさん何を思い起こされるだろうか?寒い冬、夏の白夜、ムーミン、そして日本人にはおなじみのシベリウスのフィンランディア。作曲家の作品そのものがその国を表すのは珍しいと思うけれど、僕はそこに、今もなお、音楽を民族精神の中心として大切に考えているフィンランド人の素晴らしい伝統を感じる。
フィンランドは、長い間、スウェーデン、ロシアに統治され、1899年にロシアから自治権を廃止されると、ナショナリズムが起こり、同年、シベリウスは「愛国記念劇」を作曲。その中の一曲が、フィンランディアで、国歌を持たない民衆を大いに鼓舞したのは皆様もご存じの所だけれども、同年、もう一曲大切な作品が作曲されている。それは交響曲第一番。出だしのクラリネットは、民衆の一人がとうとう立ち上がり、歩き出したような光景で、フィンランドの独立を願ったシベリウス自身の姿の様にも思える。
1917年にフィンランドが独立を果たせたのは、同年に起こったロシア革命の動乱の影響によるところが大きい。この動乱に嫌気がさしたプロコフィエフは、日本経由でアメリカに亡命をしてしまう。日本滞在中は、大阪や京都をはじめ、奈良にも訪れたようで、宿泊先の奈良ホテルでは、ピアノ協奏曲第3番の主要なメロディーを作曲している。祖国を離れ、プロコフィエフは何を思いながら、作曲していたのだろうか?日本でシベリウスの100年後に生まれたのが、細川俊夫。世界で最も注目されている作曲家の1人で、本当に素晴らしいの一言です。
皆様に、新鮮な感動と、音楽の喜びを感じて頂ければと思っています。お楽しみください。

 

 

                                                                                              篠﨑靖男

 

 

 

公益社団法人大阪交響楽団
Osaka Symphony Orchestra
〒590-0074
大阪府堺市堺区
北花田口町3-1-15 東洋ビル4F
TEL:072-226-5533
FAX:072-226-5544
 
 
四国支局
〒790-0051
愛媛県松山市生石町
649-11-402
TEL:089-947-4751
FAX:089-934-3577
 
 
201309301658395847.jpg
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<<公益社団法人大阪交響楽団>> 〒590-0074 大阪府堺市堺区北花田口町3-1-15 東洋ビル4F TEL:072-226-5533 FAX:072-226-5544